スマホを利用して領収証を保存するには、「証憑ストレージアプリ」というアプリを利用することになります。
以下に、その効果と具体的な利用法を書いております。
この機能でどういう効果が期待できる?
この「証憑ストレージアプリ」を利用することで、次のような効果が期待できます。
- スマホさえ持っていればいつでも領収証の保存ができる(スキャナがなくても大丈夫)
- 経理担当者に紙の領収証を渡す必要がないので、経費精算で利用する場合、経理担当者の負担が減る
- 受け取ったその場でデータ保存できるので、領収証の紛失などが生じにくい
スマホで領収書を保存する具体的なステップ
スマホを利用して領収証等の保存を行うには、次のような手順で行います。
スマホで「TDS」アプリをタップして起動させます。
(アプリのインストール手順については、省略いたします)

スキャンする書類の種類を選択します。
今回は領収証(レジペーパー)を選択します。

すると、カメラが起動しますので、領収書の全体が写るようにして写真を撮ります。
サイズを指定し、「OK」をタップします。

保存をタップすることで領収証を保存できます。

すると次のように読み取った領収証のデータが表示されます(AI読み取りオプションの契約が必要です)。
内容に修正するところがあれば、ここで修正します。修正がなければ、証憑番号付番をタップします。

これで領収証は保存されました。
こちらのデータを仕訳として計上する方法については、別のコラムで書きます。

まとめ
いかかだったでしょうか。
以下は個人の感想となります。
アプリとしては少し使いづらいところがある
この証憑ストレージアプリですが、現時点(2024年5月27日時点)でのAppStoreでの評価は5段階中1.8となっています。
評価に書かれている不満点としては、やはり動作の遅さ、タップ回数の多さなどが目立ちます。
室内で腰を据えて作業をする分には気になりませんが、「外出先で貰った領収書をすぐにスマホで取り込む」という用途を念頭に置くと、作業がもたつく面は否めません。
個人的にはあと、1つ2つくらいは確認のためのタップを減らしてもらいたいと思います。
アナログ作業と比べれば効率的ではある
とはいえ、紙の領収証を領収証綴に貼付して仕訳として計上する、というステップと比較すれば、やはり時間の短縮にはなると思われます。
スマホから直接データを取り込めるため、経理担当者の手間を減らせる意味でも時間短縮になります。
経費精算業務として利用するのが便利
領収証を受け取ったその場でデータ保存できますので、経費の精算漏れが発生しにくいのが長所です。
社員の出張等にかかる経費の精算についても、データ保存とともに清算の申請ができますので、領収証の紛失や経費精算の遅れによる月次決算の遅れも生じにくくなります。